ぼくは、小学校五年生のときに学校に行けなくなった。理由はクラスの雰囲気と、先生が合わなかったから。
最初は。家に居ながら好きだった電車の絵をかいたりして、将来のことも考えずに毎日を過ごした。
今思えば小学五年生から小学校卒業は一瞬だった。そして通う気全くなく、学年だけが進級した中学。最初のころは、別教室に毎日通っていたが、しばらくしてまた家にずっといる生活がつづいた。そして中一の秋、親を安心させたくて言った「フリースクールに行ってみようかな」その一言で、まったく行く気のないフリースクールという場所に通うことになった。検索して最初にでてきたコピエ、親に見学の連絡をされてしまい、しぶしぶ行くことにした。いざ見学に行ってみると、優しく迎えられ、学校とは大きく違う雰囲気に魅力を感じ、またいきたいという気持ちから、週２　週３と通う日数が多くなった。こんなに楽しい日々は久しぶりだった。それまで親が選んだ服を着て、あまり身だしなみに興味がなかったが、電車にのるし！コピエ！に来るし！という理由でおしゃれが好きになった。週３回でも足りず、地域の適応指導教室にも通い始め、充実の毎日がスタートした。そして、通信制の高校に入学し、学校帰りにコピエに来るのが楽しみになっていった。そして、美容院でのアルバイトも始め、将来の「美容師になりたい」という目標も出来て、課題をこなし、バイトをやって、学校に登校し、コピエに来るという、充実の日々がつづいている。不登校で家にいるときは、まさか自分がこんな風になるとは思っていなかった。コピエは、僕の大事な停車駅だ。