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フリースクールKOPPIE
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わたしにとってのコピエ    かげやん(K・T)

  コピエ創設期に中学生だった おなじみの先輩 影やんの登場です

かげやん                          
唐突ですが、私は私を「かげやん」だと認識しています。

小学校の頃から不登校になり、中学二年の頃にコピエに来ました。
当時の私は簡単に言うと、潔癖症で常に手を洗う、人から触れられるのが苦痛で夏でもジャンパー、
ゲームやアニメが好き、そんな子どもでした。
他人だけではなく、家族とも関係が難しい子どもでした。

そんな私ですがコピエの中で、一つ上の先輩の背中に憧れたり、
一つ下の後輩を支えたくて一生懸命になれたり、喧嘩もするけれど今でもつながっていられる仲間ができたり、
かげやんとして慕ってくれる年齢が一回り違う後輩たちができたり、仲間と一緒に新しいことにトライしてみたり。
少しずつコピエの中でトライ&エラーを経験して、関係を作り空回りしつつもステップアップしてきました。

一度人とのつながりが弱くなることを経験すると、その分を取り戻すのはとても難しくなると感じています。
相手から理解してもらう難しさ。
そして、相手を理解する難しさ。
その難しさに絶望して、一度はマンションから飛び降りようとしたこともありました。
結局飛べませんでしたが、その後の私を引き止めてくれたのは前田先生とのつながりでした。

今の私が「かげやん」で在れるのは 節目でいつもつながっていける人達がいたから。
私にとってコピエはそんな人達がいてくれる場所だと思っています。
そして、今のわかもの達みんなに必要なのも、トライ&エラーしながら人とのつながりを経験、実感できるコピエみたいな場所なのだと思います。
その経験は、一度学校から外れて、学校に戻れる、という枠組み以上に、生きていくことを支えるものだと感じます。

今私は一人暮らしをはじめ 経済的自立、生活的自立、そのために就労したり退職したりを行ったり来たりしています。
ひと月前からまた新しい職場で働きはじめました。そこは、コピエで育った「かげやん」を必要としてくれる職場。その声に応えながら、新しい人達とつながっていく。 それが今の私のトライ&エラー。それを支えてくれる人や場所とのつながりの起点…それが私にとってのコピエです。
                                                   (2017年 冬)